矯正・保護総合センターとは

本センターは、龍谷大学にしかない、日本で唯一のセンターです。
犯罪や少年非行を中心にした限られた対象ではあるものの、広く法学、社会学、政策学、心理学、福祉学、教育学、医学などの分野にかかわり、学際的に教育や研究、社会貢献の活動をしています。
とくに教育活動では、矯正・保護課程を運営し、特別研修講座として、多くの科目を全学に提供しています。これらの科目は、龍谷大学に所属するすべての学生だけでなく、社会人も受講できるように、大きく門戸を開いています。これまで、のべ2万1千人余りが、矯正・保護課程の科目を受講してきました。受講した人たちの中からは、警察官や刑務官、法務教官、保護観察官などの公務員はもちろん、関連する民間施設の職員、保護司や教誨師等のボランティアなど、多数の人材を輩出してきました。
このほか、センターではいくつかの研究プロジェクトを所管し、犯罪や非行を犯した人の立ち直りを中心に、国際的な研究活動を遂行しています。その成果の一端は、センター叢書や研究年報として、出版・公刊しています。死刑廃止論で有名な故團藤重光氏の蔵書や資料が最近すべてセンターに寄贈されたことから、今後はそれらを生かした研究活動も本格化します。
センターの教育・研究活動の成果は、できる限り社会に還元し、社会貢献にも努めています。

ごあいさつ

福島 至 矯正・保護総合センター長(大学院法務研究科・教授)

 初代センター長加藤博史教授の後を継いで、2013年4月より、第2代センター長に就任しました。長年、矯正・保護課程委員長として教育プログラムに関わってきた経験をいかし、研究や社会貢献活動も含めて、一層事業を推進していく所存です。

 2012年7月、政府の犯罪対策閣僚会議は、再犯防止対策を重要な政策課題に位置づけ、社会における「居場所」と「出番」作りなどに取り組むことを公にしました。このような流れの中で、法務省と厚生労働省との連携が深まるなど、矯正・保護と福祉との協同作業が軌道に乗るようになりました。公的機関内部の連携のみならず、官民の垣根を越えて、相互の結びつきが深まりつつあります。人と人との出会い、互いの協力が、矯正・保護の分野でいかに大事なことか、実感する時代となりました。

 矯正・保護総合センターが果たすべき役割は、ますます大きくなっていると思います。人材を養成し、研究を深め、成果を社会に還元し、そこからさらに刺激を受け、歩みを進める。引き続き、センターは、人びとの結びつきを作る機会と出会いの場所を提供していくつもりです。

 今後とも、よろしくお願いいたします


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