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矯正・保護課程を受講したのは2年生の前期からです。友だちと「受けてみようか」という簡単な気持ちからでした。矯正という言葉もその時はじめて知った程度でしたが、受講するうちに仕事の社会的使命や重要性に惹かれたのです。ゼミで少年院を訪れ、社会復帰のために一生懸命な少年の姿を目の当りにして法務教官を志すようになりました。2回目の受験で法務教官の試験に合格。一度失敗したことでいっそう「なにがなんでも!」という気持ちになりました。受験のアドバイスはやはり早い時期から対策すること!です。
岡崎 健太 さん / 2010年度 法学部卒業(2011年度 法務教官合格)
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ある有名な俳優さんが、自分の少年院時代のことを書いた本を中学の時に読みました。以前から「更生」や「弱者の人の社会復帰」という仕事に関心があったのですが、本を読んでさらに気持ちが強くなったんです。矯正・保護課程は2年生から受講しました。刑務官を志望したのは刑務官を志望する女子が少ないから。被収容者の方々を社会復帰させることは並大抵の仕事ではないと思いますが、だからこそ社会的にやりがいがあるのではないでしょうか。受験では暗記科目は絶対に点を落とさないようにしておくのが大事です。
仲平 淑華 さん / 2011年度 法学部卒業(2011年度 刑務官合格)
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法務教官の仕事を知ったのは3年生の時。一般公務員を志望していましたが、矯正・保護課程は4年生から受講。その授業の一貫で少年院を見学し、法務教官が少年たちと真剣に向き合っている姿が強く心に焼きついたのです。
法務教官の矯正によって尖った少年たちの表情がおだやかに変わっていく。そこに感銘を受けました。
福原 知也 さん / 2010年度 法学部卒業(2010年度 法務教官合格)
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高校時代、心を病んでたびたび自傷する友人がいました。それもあって大学では臨床心理学を専攻しましたが、大学でもサークルの仲間から疎外された同級生がいたのです。身近に心の中で助けを求めている人がいる…どうしても放っておけない。
文学部ですが2年生からずっと受講している矯正・保護課程は私には一つの希望でした。
早川 史子 さん / 2010年度 文学部卒業(2010年度 法務教官合格)
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将来の仕事を法務教官と決めたのは2年生の夏です。知人の法務教官の誘いで少年院の運動会にボランティアで参加し、現場で働く法務教官と社会復帰に向けて一生懸命取り組む少年達の姿に感動しました。矯正・保護課程で、矯正の現場におられる先生方から多くのことを学べた事によって、私は夢を叶えることが出来ました。
岡崎 忠司 さん / 2010年度 文学部卒業(2010年度 法務教官合格)