1952 | 教誨師の養成を主に目的とする「矯正講座」を文学部に設置(~1958年)。 |
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1973.1.30 | 浄土真宗本願寺派より「矯正講座」復活の要請が龍谷大学に対してなされる。 |
1974 | 龍谷大学法学部刑事法担当者が、教誨百年を期に本願寺派教学助成財団より教学研究資金助成を受け、「宗教教誨制度の諸問題」について研究を開始(~1984年)。 |
1976.7.12 | 龍谷大学法学部内における将来像の検討会議で「宗教教誨制度の諸問題」の成果を公表。 |
1977.1.12 | 龍谷大学法学部教授会において法学部の特色を活かすため、「法職課程」とともに「矯正課程」の設置が決定。 |
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1977.3.14 | 「龍谷大学矯正課程開設記念のつどい」を開催。 |
1977.3.15 | 龍谷大学評議会において、龍谷講座「矯正課程」開設のための予算を計上。 |
1977.4.13 | 矯正課程の充実および矯正事業の促進を図るため、「矯正課程研究会」を発足。 |
1977.4.27 | 矯正課程を開講(大宮学舎・深草学舎)。「矯正概論」「矯正処遇」「矯正保護」の2単位講義3科目および特別講座で発足。以降、「更生保護」「矯正心理学」「矯正教育」などの科目を増設。 |
1977.7 | 矯正課程が「龍谷講座」から「特別研修講座」に移行。 |
1977. | 矯正課程研究会の共同研究として、広島拘置所、有井作業場、山口刑務所および徳山拘置支所を参観。以後毎年夏、研究会として施設参観を実施。 |
1977.8 | 矯正課程受講生向けに、滋賀刑務所、和歌山刑務所、宇治少年院および京都医療少年院の施設参観を実施。以降、毎年、大阪管内の矯正施設を中心に受講生施設参観を実施。 |
1978.4 | 文学部に「教誨師課程」が設置される。 |
1978.5.25 | 矯正課程研究会の編集により「矯正講座」を創刊する。 |
1978.7 | 矯正課程研究会主催、浄土真宗本願寺派矯正教化連盟・龍谷大学の共催により、第1回海外矯正施設参観で香港を訪問。 |
1979.5.4 | 受講生向けの特別講座として、香港政庁矯正局長T・G・ガーナー氏による講演「香港の矯正事情」を深草学舎で開催。 |
1979.7.19 | 第2回海外矯正施設参観として、米国・ハワイを訪問。 |
1979.10.26 | 特別講義として、朝倉京一氏による講演「刑事政策の新動向と矯正」を開催。 |
1979.10.27 | 龍谷大学出身の矯正・保護関係者を招き、教誨師・保護司・施設職員合同研修会を開催。朝倉京一氏による講演「矯正に未来はあるか」を開催。 |
1980.4 | 矯正課程が文部省(現文部科学省)の「特色ある教育研究」に選定され、私学振興助成財団から「私立大学等経常費補助金特別補助」を受ける(~1986年度)。 |
1981.5.23 | 特別講座として、映画と座談会「若い樹は再び」を開催。 |
1981.9.12 | 少年非行シリーズと題して連続シンポジウムを開催。第1回シンポジウム「最近の非行少年について」を開催。 |
1981.11.5 | 少年非行シリーズ 第2回シンポジウム「家庭内暴力とその対応について 」を開催。 |
1982.6.26 | 少年非行シリーズ 第3回シンポジウム「覚せい剤乱用をどう考えるか」を開催。 |
1982. | 第3回海外矯正施設参観として、タイ・チャンギ刑務所等を訪問。 |
1982.9.2 | 特別講座として、松隈潔氏による講演「クライセスカウンセリングについて」を開催。 |
1983.6.11 | 少年非行シリーズ 第4回シンポジウム「少年非行と家庭」を開催。 |
1983.7.9 | 教誨師・保護司・施設職員合同研修会を開催。西岡正之氏による講演「更生保護のあゆみと展望」等を開催。 |
1983.12.3 | 少年非行シリーズ 第5回シンポジウム「少年非行と学校」を開催。 |
1984.4.12 | 矯正課程研究会を「矯正・保護研究会」に改称。 |
1984.12 | 元教誨師・沢井岱峩氏より、巣鴨プリズン等の矯正資料が寄贈される。 |
1985.7.10 | 特別講義として、藤正健氏による講演「矯正職員の展望と望ましい資質について」を開催。 |
1985.11.18 | 特別講義として、T・G・ガーナー氏による講演「外国人から見た日本の矯正事情」を開催。 |
1985.12.7 | 特別講義として、長谷川永氏による講演「外国人には不審な日本の矯正事情」を開催。 |
1986.9.30 | 『矯正講座』第9号を「龍谷大学特別研修講座『矯正課程』開設十周年記念号」として刊行。 |
1986.10.25 | 「龍谷大学矯正課程十周年のつどい」を開催。 |
1986.11.7 | 「矯正課程」開設十周年記念講演会を開催。安原美穂氏による講演「矯正協会」を開催。 |
1989.10.27 | 特別講義として、泉信彌氏による講演「保護・仮釈放・恩赦について」を開催。 |
1990.4 | 前年度の瀬田学舎開設に伴い、同学舎においても矯正課程を設置し、「矯正概論」「矯正教育学」を開講(1992年度に大宮・深草両学舎と同規模に拡充)。 |
1991.12.11 | 特別講義として、吉永豊文氏による講演「行政としての行刑」を開催。 |
1993.4 | 矯正・保護課程の取組が文部省(現文部科学省)の「特色ある教育研究」に選定され、私学振興助成財団から「私立大学等経常費補助金特別補助」を受ける(~1995年度)。 |
1993 | 法学部において「矯正・保護研究所構想」が打ち出される。 |
1993.11.5 | 特別講義として、敷田稔氏による講演「国連における犯罪防止世界会議の企画と運営」を開催。 |
1994.4 | 矯正課程の開講科目中、特定の4科目12単位について法学部ガバメント・コースにおいて卒業認定単位とする。 |
1994.10.4 | 特別講義として、松田昇氏による講演「検察と矯正―その果すべき役割」を開催。 |
1995.4 | 講座名を「矯正課程」から「矯正・保護課程」に改称。また、法学部以外の学部からも課程の運営委員を選出することになり、全学的な運営体制が確立する。法学部政治学科でも特定の4科目12単位を卒業認定単位とする。 |
1997.6 | 朝鮮独立義士・安重根の旅順監獄における書軸が龍谷大学図書館に寄贈される。 |
1997.7 | 校友会矯正施設支部(ぎんなん会)設立。 |
1997.10.25 | 「矯正・保護課程」開設二十周年記念講演会を開催。佐伯千仭氏による講演「矯正・保護・福祉に通底するもの」及び平場安治氏による講演「少年法は改正されるべきか」を開催。 |
1997.12.30 | 『矯正講座』第20号を、「龍谷大学特別研修講座『矯正・保護課程』開設二十周年記念号」として刊行。 |
1998.3.31 | 『矯正講座』第20号の別冊として、繁田實造著『全国矯正施設参観記』を刊行。 |
1998.4.1 | 長谷川永氏が客員教授に着任。 矯正・保護研究会を「矯正・保護課程委員会」に改組。 |
1998.12 | 「特色ある教育研究」として選定され、私立学校振興・共催事業団の私立大学等経常費補助金特別補助の対象となる。 |
1999.1.13 | 特別講義として、坂井一郎氏による講演「刑事司法と矯正」を開催。 |
1999.3 | 「矯正・保護研究会」が解散し、『矯正講座』の編集・発行を「矯正・保護課程委員会」が引き継ぎ、浄土真宗本願寺派から同研究会に寄付されてきた宗派助成金は、『矯正講座』編集・発行事業を目的とする大学への指定寄付金として助成を受けることになる。 |
2000.4.1 | 坂東知之氏、越賀英次氏が客員教授に着任。 |
2000.4.3 | 米国における犯罪者の社会復帰施設「アミティ」のN・アービーター、B・フレイズマン両氏による講演会を開催(「アミティ・京都セミナー」と共催)。 |
2000.7 | 龍谷大学第4次長期計画策定にあたり、矯正・保護課程委員会が、龍谷大学長に対し日本初の刑事政策に関する総合的研究・教育機関として「矯正・保護研究所(仮称)構想」を上申。 |
2001.4 | 校友会教誨師・篤志面接委員支部(桐友会)を設立。 |
2001.6.28 | 部局長会において、「龍谷大学矯正・保護研究所(仮称)の設立に伴う準備委員会」の設置について承認。 |
2001.8.2 | 上記設置準備委員会から「矯正・保護研究センター(仮称)の設置について」を答申。 |
2001.12 | 人間・科学・宗教総合研究センターに設置された研究プロジェクト選定委員会により、文部省学術フロンティア推進事業の「矯正・保護研究センター」として申請することが認められ、その後、評議会において承認(学内採択)される。同時に「矯正・保護研究センター」を設置。 |
2002.3.5 | 矯正・保護課程開設25周年記念講演会を開催。R・モーガン氏による講演「英国における保護観察首席査察官の役割」を開催。 |
2002.4 | 文部科学省の2002年度私立大学学術研究高度化推進事業として「龍谷大学矯正・保護研究センター」が採択される(~2006年度)。 |
2002.4.1 | 畠山晃朗氏が客員教授に着任。 |
2003.4.1 | 鴨下守孝氏、山田充忠氏が客員教授に着任。 |
2004.3.20 | 『矯正講座』第25号を、2003年10月に急逝された繁田實造先生を偲ぶ「繁田實造先生追悼号」として刊行。 |
2004.4 | 短期大学部において、「矯正社会学」「矯正教育学」が卒業要件単位科目となる。 |
2006.2.10 | 矯正・保護研究センターにおいて刑事政策分野の研究と教育を総合する「矯正・保護研究センター将来構想(案)」がまとめられる。矯正・保護課程委員会と協力して、その実現に努めることが確認される。 |
2006.9.10 | 「矯正講座」第27号別冊として、長谷川永訳「被収容者のための手引き」を刊行。 |
2007.4 | 矯正・保護総合センター(仮称)検討委員会を設置。 |
2007.5 | 文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業として「龍谷大学矯正・保護研究センター」が継続採択される(~2009年度)。 |
2007.9.8 | 矯正・保護課程開設三十周年記念事業として、日台国際シンポジウムを開催。 |
2007.9.13-14 | 部局長会において、2010年を目処に「矯正・保護総合センター(仮称)」を設置することとし、具体的な内容は、担当副学長の下で研究部が中心となり、教学部等と連携を図りながら検討することを承認。 |
2007.10.27 | 矯正・保護課程開設30周年記念事業として、記念講演会及び式典を開催。講師は左藤恵氏。 |
2007.12.12 | 矯正・保護課程開設30周年記念事業として、学生対象の記念講演会を開催。講師は、坂東知之、長谷川永の両氏。 |
2008.9.11-12 | 部局長会において、矯正・保護総合センター(仮称)設置準備委員会を設置し、2008年12月を目処に「矯正・保護総合センター(仮称)基本構想」を検討することを承認。 |
2009.3.31 | 矯正・保護総合センター(仮称)設置準備委員会から、「矯正・保護総合センター(仮称)基本構想」について答申。 |
2009.4.9 | 部局長会において、「矯正・保護総合センター(仮称)基本構想」にかかる答申の方向性を諒とし、研究部を中心に矯正・保護総合センター(仮称)の設置準備を承認。 |
2009.11.12 | 部局長会において、2010年4月より、教育研究組織として「矯正・保護総合センター」の設置を承認。 |
2010.3 | 矯正・保護課程の開設以来の受講者数がのべ1万名を突破する。 |
2010.4.1 | 「矯正・保護総合センター」を開設。 中山厚氏が客員教授に着任。 |
2011.4.1 | 宮内利正氏が客員教授に着任。 社会福祉士国家試験受験資格科目に「更生保護制度」が加わり、社会学部の地域福祉・臨床福祉学科(2009年度以降入学生)において同科目が卒業要件単位科目となる。 |
2011.10.8 | ニルス・クリスティー氏を招き「矯正・保護総合センター」開設記念シンポジウムを開催。 |
2011.12.4 | 第1回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2012.3.4 | 第2回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2012.4.1 | 澤田健一氏が客員教授に着任。 社会学部(2012年度以降入学生)において、瀬田学舎開講の矯正・保護課程科目が卒業要件単位科目となる。 |
2012.11.3 | 第3回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2013.4.1 | 松田慎一氏が客員教授に着任。 |
2013.11.11 | 矯正・保護ネットワーク特別講演会を開催。 |
2014.2.16 | 第4回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2014.4.1 | 2013年度大学認証評価(公益財団法人大学基準協会による)の結果、矯正・保護総合センターの活動について、高い評価を受ける。
(原文) 長所として特記すべき事項 1.教育研究組織 1)「矯正・保護総合センター」の事業は、建学の精神に基づく「共生」の理念を具現化するもので、貴大学ならではの取り組みと認められる。すなわち、これは浄土真宗本願寺派の歴史と伝統に根差す宗教教誨・篤志面接委員を承継・発展させた事業で、教育活動として「刑務所、少年院、少年鑑別所などで働く矯正職員や、犯罪をおかしたり非行を行った人たちの社会復帰の手助けをする保護観察官等の専門職やボランティアを養成すること」を目的とする「矯正・保護課程」を開設するとともに、研究活動として「刑事立法プロジェクト」などの研究プロジェクトを推進し、『矯正講座』や研究年報などを刊行していることは評価できる。 |
2014.9 | 2014年度後期、瀬田学舎において導入科目「矯正・保護入門」を新設。 |
2014.12.1-12.12 | 第1回團藤重光文庫受贈記念展示会を開催。 |
2014.12.6-12.7 | 深草学舎において日本更生保護学会の第3回大会を開催。 |
2015.2.15 | 第5回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2015.4 | 2015年度前期、深草学舎において導入科目「矯正・保護入門」を新設。 政策学部において、深草学舎開講の矯正・保護課程科目が卒業要件単位科目となる。 |
2015.7.10-7.12 | 第2回團藤重光文庫受贈記念展示会を開催。 |
2015.7.11 | 公開シンポジウム「宗教教誨の現在と未来~日本人の宗教意識~」を開催し、大谷光真浄土真宗本願寺派前門主らが登壇。 |
2015.9 | 2015年度後期、深草・瀬田学舎において「青少年問題」を新設。 |
2015.10.1 | 特別講演会「矯正行政の現状と課題について」を開催(矯正・保護課程委員会主催)。 |
2016.2.14 | 第6回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2016.4 | 社会人等を対象とする履修証明プログラム(「矯正・保護教育プログラム」)を開設。矯正・保護課程の開設以来の受講者数がのべ2万名を突破。 |
2017.2.18 | 第7回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2017.3.20 | 日伊シンポジウム「ボラーテ刑務所の奇跡~ソーシャルファームを活用した社会復帰」を深草学舎において開催。 |
2017.4 | 文学部において、深草学舎開講の矯正・保護課程科目(「矯正・保護入門」「矯正概論」「更生保護概論」「矯正教育学」「青少年問題」「被害者学」「矯正医学」「矯正社会学」「矯正心理学」)が卒業要件単位科目となる。 |
2017.10.11 | 矯正・保護課程開設40周年記念事業として、木村昭彦氏による学生対象の講演「矯正業務を支える矯正職員等について」を開催。 |
2017.10.14 | 矯正・保護課程開設40周年記念事業として、一般社団法人若草プロジェクトと共催し、「若草プロジェクト設立2周年シンポジウムーSOSを心に抱えた少女や若い女性たちの支援ー」を開催。 |
2017.10.28 | 矯正・保護課程開設40周年記念事業として、記念講演会及び式典を開催。講師は村木厚子氏。 |
2017.11.8 | 矯正・保護課程開設40周年記念事業として、山本雄一氏による学生対象の講演「法務省専門職員(法務教官)の職務と矯正教育の現況等について」を開催。 |
2017.11.22 | 矯正・保護課程開設40周年記念事業として、小椋順一氏による学生対象の講演「社会内処遇の専門家としての保護観察官について」を開催。 |
2018.3.18 | 矯正・保護課程開設40周年記念事業として、龍谷大学・ポーツマス大学(英国)研究交流協定に基づく日英シンポジウム「少年司法のゆくえ」を開催。 |
2018.4.1 | 木村昭彦氏が客員教授に着任 |
2018.4 | 大宮学舎において、「矯正心理学」「被害者学」を新設。 |
2018.12 | 第8回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2019.4 | 法学部において、深草学舎開講の「青少年問題」が新たに卒業要件単位科目となる。 |
2019.9 | 深草学舎において、新たに「Ryukoku Criminology in English」を法学部等と合同開講する。 |
2019.12 | 第9回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2020.12 | 第10回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2021.4 | 深草学舎において、新たに「アディクション論」を法学部と合同開講する。 |
2021.4.1 | 稲葉保氏が客員教授に着任 |
2021.12 | 第11回矯正・保護ネットワーク講演会を開催。 |
2022.4 |
深草学舎において、新たに「矯正・保護史」を法学部と合同開講する。 瀬田学舎において、新たに「刑事司法と福祉」を社会学部と合同開講する。 文学部において、深草学舎開講の「成人矯正処遇」「保護観察処遇」「犯罪学」の3科目が新たに卒業要件単位科目となる。 |
2022.12 | |
2023.4 |
西岡総一郎氏が客員教授に着任。 |
社会人受講生向けオンライン講座を2年間試行的に実施。 |
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2023.12 |