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Ryukoku Corrections
and Rehabilitation Center(RCRC)

矯正・保護総合センター

矯正・保護研究委員会委員長よりご挨拶

津島 昌弘 矯正・保護研究委員会委員長(社会学部・教授)

龍谷大学では、特別研修講座「矯正・保護課程」の蓄積を踏まえ、2001年に矯正と更生保護に関連する研究に特化した矯正・保護研究センターを設置しました。この研究センターは、2002年に文部科学省私立大学学術高度化推進事業に採択され、日本の大学では初めて刑事政策の研究拠点を形成することとなりました。研究センターの特色は、法学のみならず社会学や心理学など学際的な研究を行ってきたこと、さらには研究者と実務家が共同して研究を行うなど理論と実務を架橋する研究を行ってきたことにあります。具体的には、団藤重光文庫プロジェクトをはじめ、多くのプロジェクト型の研究を実施し、叢書の出版や国際シンポジウムの開催など、大きな成果を上げてきました。

2010年に矯正・保護総合センターが発足したことに伴い、矯正・保護研究委員会が、矯正・保護研究センターの活動を継承することになりました。当委員会はそれまでの成果を踏まえ、さらに発展させていくことに努めています。また、2016年からは文部科学省私立大学研究ブランディング事業としての犯罪学研究センターがスタートし、同センターとも密接に連携しながら研究を行っています。刑事政策に関する国際レベルの研究成果を生み出すだけでなく、その研究成果を教育現場に還元するとともに、裁判員時代の市民教育の在り方や現実の政策立案などについても積極的に提言を行うなど、社会に対しても研究成果を還元していくことを目指しています。

2019年末に発生した新型コロナウィルスの感染拡大で、現在(2021年3月時点)、多くの活動が自粛または中止を余儀なくされています。矯正・保護研究委員会の研究プロジェクトも例外ではありません。昨年度は、研究員の実地調査や研究会などの研究活動は制約を受けて、研究成果の公表も困難となっています。とくに、これまで果敢に取り組んできた、海外での研究活動や海外研究員の新たな受け入れが中断しています。しばらくの間、このような状況は継続するものと見ております。しかし、私どもは、ウイズコロナおよびアフターコロナを見据えた、矯正・保護の在り方に関する研究を間断なく行い、将来的に発信できるよう磨きをかけていく所存であります。引き続き、皆様にはご理解ならびにご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。